高坂 博之 2013/09/17 08:15:14 自宅LANの話で恐縮ですが、ネットワークの高速化にチャレンジしました。
先週の土曜日にWindows Server 2012 R2のイベントに参加したのですが、ネットワークの高速化の一つの手段としてプロトコルのバージョンを上げるというお話がありました。
参加したイベントはこちら。
Windows 95やXPなどの時代からネットワークを支えているSMB(Server Message Block)ですが、ネットワーク環境や機器の信頼性などが上がり、より上位のSMBが世に出されています。
参考:ウィキペディア
自宅のメインPCをWindows 8.1にしているので、SMB 3.02が利用できるようになっています。
そこで、共有ディスクとして利用しているReadyNASのSambaをバージョンアップしてみる事にしました。
作業前のSambaは3.5.21というバージョンで、対応しているSMBのバージョンは1.5というMS社が正式には認めていないバージョン。
おそらくXPなどで利用しているSMB 1.0を独自改良しているんでしょうね。
Samba 4.0からはSMB 3.0への対応も実施しているという公式サイトの記載を見つけ、早速インストールしてみました。
ReadyNASはDebianを元に構成されているのですが、「apt-get install」ではインストールできなかったのでソースからインストールしたよ。
いろいろと詰まったけど何とか無事にインストール完了。ちなみにインストールしたのは最新版の4.0.9です。
Windows 8.1からReadyNASへアクセスしてみたところ・・・・・・・。
めっちゃ早くなってます。
PowerShellの「Get-SmbConnection」で確認してもちゃんとSMB 3.0が利用できている事がわかります。
速度までは計測していないのですが、接続までの待ちとファイルアクセスにももっさり感があったのですが、SMB 3.0にしてからはきびきび動くような気がします。
家LANもはやっているでしょうし、Windows 8以上を使われている型はSambaのバージョンをあげて高速ネットを体感しよう。
もちろんWindows Server 2012のNASがあれば正式に高速なんですけどね・・・。
家LANの安価なNASには、Sambaにがんばってもらいましょう。
お客様の環境にもバックアップ用にReadyNASを導入してもらったのですが、こちらのSambaも4.0にあげて高速化しようかな。
とりあえず一ヶ月くらい家LANの状況を見て、考えてみたいと思います。